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陸戦隊

今回出している試算画像はWikiの情報を見やすくためのものです、少しでも理解できれば幸いです
陸戦隊が一番だが他に装備がない場合に妥協案として何を乗せたらいいのかという場合に参考にしてください
またこの記事は計算の答え合わせとして作戦室を使っています
こちら→作戦室

HP6000タイプの集積地が蔓延り始めたので対策方法を覚えよう


Q.キャップってなに?
上限値のこと、カンストやカウンターストップともいう
色々考えたけど他に分かりやすい言葉が浮かばなかったので上限値=キャップと覚えよう


本題から入ろう
集積地を倒すには、ズバリ『大発動艇(八九式中戦車&陸戦隊)』が最も効率的
↓こいつ
陸戦隊

装備の形としてはこう
装備例
実は集積地対策にWGを配備するより陸戦隊を重ねて配備したほうが強いのである
といっても6000タイプの集積地を相手取った場合の話
通常海域6-4のような場合は集積地のHPも少なくWG配備でも問題なく倒せたりする
要は集積地のHP次第なのだ
オーバーキルで倒すのも、ピッタリ倒すのも同じなので装備の配備方法を心掛けたい
ちょうよく倒せる構成にすれば余った装備を他に回せたりするので、常に最強構成で挑もうという話ではないんですね
だからといって最強構成を疎かにしてもいい理由にはならないので今回で覚えましょう


Q.どうして効率的なのか?
その答えは今回説明する『キャップ後補正』にある
このゲームでは火力が上限値に達すると、はみ出た分は大幅な減衰を受けることになるが、キャップ後補正はこの減衰後に行われるため高いダメージを出すことができるようになっている

身近なキャップ後補正というと
『クリティカル』『弾着観測射撃』『イベント特効』『戦爆CI』あたりかな


(画像はクリックすると原寸大で表示されます)
簡易版


以下は各項目の説明

基礎
通常の砲撃戦で加算される火力値で、必ず得られる
どちらか、あるいは両方が連合艦隊の場合は以下の補正が得られる

自軍連合→深海通常
機動
味方第一+2 第二+10
深海第一+10 第二+5
水上
味方第一+10 第二-5
深海第一+5 第二-5
輸送
味方第一-5 第二+10
深海第一+10 第二+5

自軍連合深海連合
機動
味方第一+2 第二-5
深海第一+10 第二-5
水上
味方第一+2 第二-5
深海第一+10 第二-5
輸送
味方第一-5 第二+10
深海第一-5 第二+5

自軍通常→深海連合
味方+5
深海第一+10 第二-5

キャップ前補正
交戦形態や改修火力値はここで加算されることになる
T有利の場合は補正1.2倍、不利は0.6倍

表示火力
ステータスの表示火力のことです
表示火力+基礎+キャップ前補正が合わさり、最後は小数点切り捨てになる

超過分
ここがちょっと理解するうえでめんどくさいことの1つ
Windows電卓でいうところの、このボタンを押すと平方根が計算できます
小数点切り捨て
平方根
√10は3.16なので3
√1は1なので、超過分+1はそのまま効果があるお得な数値になっている


キャップ後補正
今回の重要なポイントの1つ
知らなくても弾着とかで自然に恩恵を受けている
イベントの特効はもちろん、クリティカルや弾着観測射撃が強いのは計算するタイミングがキャップ後補正になっているからである
今回紹介した陸戦隊は集積地に対してキャップ後補正を凄まじい値で持っておりキー装備になる


通常火力で計算したものになります
ここは読み飛ばしてもいいけど出来れば読んで見てネ

実際に計算してみよう(クリック&タップで展開)
通常艦隊同士の戦闘で同航戦、攻撃艦が小破で徹甲弾CIを出したものと想定して計算してみる
22/5/1時点での昼砲戦火力上限は220
(画像はクリックすると原寸大で表示されます)
計算1
色分けしたけどこんな感じになっている
作戦室を使って答え合わせをしてみよう

作戦室試算
ちゃんと一致した
ちょっとごちゃごちゃしちゃったけど、キャップ後補正だけ覚えれば良いです



陸戦隊の強さについて
実際の装備例を使って計算しながら理解していこう
今回の装備は冒頭で出したこれ

朝潮 陸戦隊2 max + 特二式内火艇1 max
朝潮


まずはキャップ前補正から

キャップ前なので、上の画像でいうこの部分にかかります
キャップ前補正
これが艦これWikiにある集積地のキャップ前補正表です
この表でキャップ後補正のほうも説明できるので解説しながら見ていきましょう

この画像の表はWikiからお借りしました
Wikiで見たい方は→こちら
集積地キャップ前

今回使う計算はこれ
条件はさっきと同じ、通常艦隊同士の戦で同航戦、攻撃艦は無傷です
ごちゃごちゃになるかもなのでキャップ後補正の計算はまだ消してあります
(画像はクリックすると原寸大で表示されます)
対集積地試算朝潮2


ベース倍率
まずベース倍率から
書かれている装備が1つでも乗っていると適用される数値です、重複はしません
例えば大発と陸戦隊が1個ずつ乗っていても掛かる倍率は×1.4です
1.4×1.4みたいに2回かかったりしません

なので今回かかるベース倍率は×1.4



個別倍率
次に個別倍率
画像で言う所の陸戦隊補正
陸戦隊と一式砲戦車は同じ枠で計算される
例えば陸戦隊1 一式砲戦車1の場合は1.95
陸戦隊2の場合も1.95になる

今回は陸戦隊2個のため×1.95

特二式の個別倍率のほうは1乗せなので今回は×1.5(画像だと特二式補正)
特二式にはベース倍率が存在しないが、陸戦隊などとは別の倍率で計算される

改修補正
次に改修補正
陸戦隊のほうは×(1+★平均/50)
特二式のほうは×(1+★平均/30) 特二式のほうが改修効果が高い

割り算のほうが早く計算するので、1+(★平均/50)となる
今回は★平均10なので 1+(10/50)=1.2

そう、この平均を取られるのが意外に落とし穴なのだ
たとえば★maxと無改修(★0)を一緒に装備させると、★平均5になってしまう
その場合は1+(5/50)=1.1にしかならないのだ
対地装備は2個乗せすると追加補正が得られることが多いが、★が低いと威力が想定よりあがらないことになる
この改修補正がベース倍率と個別倍率にかかるため0.1の差は計り知れないものになる
可能な限り対地装備は改修しておきたい

そんなわけで今回のキャップ前補正は
陸戦隊カテゴリからベース倍率1.4
陸戦隊2個乗せ個別倍率1.95
陸戦隊カテゴリ改修倍率1.2

特二式個別倍率1.5
特二式改修倍率1.3333
陸戦隊カテゴリ 特二式カテゴリ
(1.4×1.95×1.2)×(1.5×1.3333) = 6.551倍 となる

キャップ前の火力を求めよう
基礎火力+5に朝潮改二丁の火力55を足す
5+55=60
これに改修火力値の合計9.3を足す
60+9.3=69.3

この69.3にさっき求めたキャップ前補正をかける
69.3×6.551=453.98となる
凄まじい火力値である
小数点切り捨てで453 昼の火力キャップが220のため
453-220=233 超過分は233ということになる
√233=15.26なので 超過分の火力は+15
キャップ前は火力は220+15=235ということになる

キャップ後補正
集積地キャップ後
次にキャップ後の補正になる、先述した通りクリティカルや弾着にかかる部分と同じ
対集積地戦闘においてはこの倍率を効率よく稼ぐことが撃破への近道となる

画像はさっきの続き、キャップ後補正を追加したので見てください
(画像はクリックすると原寸大で表示されます)

対集積地試算朝潮



ベース倍率
まずはこれから
キャップ後補正ではなんと1.7ものベース倍率を得られる


個別補正
ここもさっきと同じだが、キャップ後補正のほうが優秀
2積みで2.08もの補正が得られる


改修補正
こちらは先ほどと同じ倍率だが、陸戦隊は改修倍率がさらに2乗される
簡単に計算してみよう
さっき言った通り、★平均10なら1+(10/50)=1.2になるが
陸戦隊が1個でも、この1.2がさらに2乗される仕組み
1.2×1.2=1.44もの改修倍率が得られる
当然改修値の平均が低いと弱くなってしまうため
対地戦闘に置いて改修は命に等しい価値がある

ちなみに2乗されるのは陸戦隊か一式砲戦車があった場合のみ
他の装備では2乗されないことに注意したい

じゃあキャップ後補正をまとめよう
今回得られている補正値は以下

陸戦隊カテゴリからベース倍率1.7
陸戦隊2個乗せ個別倍率2.08
陸戦隊カテゴリ改修倍率1.44(1.2×1.2)

特二式個別倍率1.7
特二式改修倍率1.3333

陸戦隊カテゴリ    特二式カテゴリ
(1.7×2.08×1.44)×(1.7×1.3333) = 11.5412倍 となる

なんじゃそりゃって感じの倍率である
これに先ほど求めたキャップ前火力をかけよう
235×11.5412=2712.18
小数点切り捨て2712
作戦室と一致する

陸戦隊の強さについて その2
集積地キャップ後
11連隊=士魂戦車
Ⅱ号戦車=イベント任務で貰ったアフリカなんちゃらってやつ

というわけで見てわかる通り、対集積地戦闘においては陸戦隊が一番キャップ後補正に優れている
「集積地といったら陸戦隊」が基本中の基本なので覚えておこう
かなり誤解されがちだが士魂戦車は集積地に対する個別倍率がないのでHPが高い集積地に対してはただの足枷になる
他の戦車も陸戦隊ほど集積地に対する倍率は優秀ではないので、珍しい装備だからと言って陸戦隊をはじいて装備させないようにしよう

perfect神州丸について

イベントで神州丸を起用しているのに使い方が間違っている人が多かったので書きます
神州丸の真骨頂は増設にAB艇が乗るという点です
陸戦隊2特二式2が乗ったらそりゃあもう強いのはたぶんここまでの計算式を見るとわかると思いますが
ここに増設AB艇が入ったらおかしいことになるのがなんとなくわかるとおもいます

そう、上に張ってあった神州丸です
神州丸を使う場合はこの構成を目指しましょう、本領発揮させるなら増設開けたいですね
火力が低いため、増設を開けなきゃ対地戦闘力は夕張特未満になります

なんと集積地に対する攻撃力は連合VS連合の状態で6310あり

先のイベントで苦しめられたHP6000タイプの集積地をほぼワンパン可能です
なんとALL改修MAXだと集積地相手のみ
キャップ前補正×8.649
キャップ後補正×25.968 まで到達、他の追随を許さない対集積地艦になります
↑なんと通常ヒットでダメージ5992~6126
神州丸はAB艇を増設に乗せる領域に到達できないと使っても意味がないため、注意しよう

総評
陸戦隊や特二式をしっかり改修しよう(提案)
反面、低難易度ではあまり改修を求められないが
それでもHP2000の集積地は普通にきついためある程度改修したほうがいい
甲作戦を打ち抜きたいならある程度見据えて改修しておこう

特にWGはもう時代遅れなので、間に合わせで乗せる分にはいいが知識としてもそろそろ脱却したほうがいい、集積地に向けて陸戦隊と特二式の配備を!